大祥忌(法話)

2023/06/19

先日私の祖母の三回忌を終えました。祖母とご縁が深いお寺様、また幼稚園関係の方々と共にお念仏のご回向を手向けることが出来て、有難い時間を過ごすことが出来ました。
この三回忌の法要のことを別名「大祥忌」(だいじょうき)と申します。「祥」はここでは「喜び」を表しますので、「大きな喜びの忌日」という意味になります。この「大祥忌」は宗派やお寺様によって解釈が異なってまいりますが、浄土宗ではお念仏をお称えし、「阿弥陀様」の待つ「極楽浄土」に往生することを最大の喜びとしますので、祖母が往生して2年もの間、「阿弥陀様」の元で仏様を目指し、そしてその傍ら、私たちを見守り続けてくれた祖母の為にお念仏のご回向を上げることができた、大きな喜びの時間となりました。
ただ次回のご法事は七回忌ですので、毎年の法事がこれからは数年時間を置いての法事になると思うと少し寂しくもありますが、これまで通り毎日祖母の為にもお念仏をお称えしたいと存じます。
亡き方の為の1番の供養はお念仏でございます。どうぞ皆様も、故人様の為にお手を合わす機会・時間がありましたら、共にお念仏をお称え致しましょう。
合掌🙏
華頂寺住職　千々和光俊　拝