晋山式(法話)

2023/04/15

本日は私の浄土宗僧侶の先輩の寺院様で「晋山式」が執り行われました。「晋山式」とは新しいご住職がそのお寺に入るときに行うお祝いの儀式のことです。この「晋」という字は「進む」という意味があり、そのお寺に新命住職が進んでいくという思いが込められています。
この度晋山された先輩は新たに住職としての道を進まれていくわけですが、4月に入り新しい生活を始められた方も多いのではないでしょうか？
つい先日のSHISEIDOさんの広告にこのような言葉が掲載されておりました。「春です。いつもより少しだけ新しい世界が始まろうとしています。ささやかな表情の行き交う毎日はもっと広がっていくでしょう。その日常はきっと、この上なく美しい。悩んでいても、前を向いていても、立ち止まっていても、ふみだしていても、泣きあっていても、笑いあっていても。みんないい顔をしてる。」
このSHISEIDOさんのお言葉のように、新しい世界が始まる季節を期に皆さまもお念仏をお称えしてみませんか。お念仏の最大とも言える利点に"いつでもどこでも何をしていてもお称えが出来る"ところがごさいます。お念仏をお称えする私たちを阿弥陀様はいつも守ってくださいます。それは新たな一歩を踏み出す私たちに力をくださることでしょう。
どうぞ一緒にお念仏という杖を片手にしっかりと持ち、共に新しい世界への一歩を踏み出しましょう。
南無阿弥陀仏！！合掌🙏
華頂寺住職　千々和光俊　拝